みなさん、おはようございます。日本で暮らすみなさんに役立つ情報をスペイン語でお伝えしていきます。今回が第2回です。
今回は自動車についてのお話です。
まずみなさんが使っている乗用車を持っている人の率についてですが、群馬県は人口100人当たり68台で3人に2人が持っていることになります。これは日本で第1位です。すごいですね。交通事故に合わないように、そして起こさないように気を付けましょう。
万一事故になった場合のために保険に入っておくことが必要です。
自動車保険には2種類あります。法律で決まっていて必ず入らなければならない保険、これは日本語で自賠責(じばいせき)と言います、と、自分で入ることを決められる保険、日本語で任意保険(にんいほけん)と言います、の2種類です。もし死亡事故を起こした場合、1億円や2億円の賠償金を払うことが多くあります。自賠責で支払われるのは最高で3000万円までですから、足りません。足りない分は自分で払わねばなりませんがこんなに大きな金額を払える人はあまりいません。そうすると相手の人生も自分の人生も大変なことになります。そういう時に備えて任意保険に入っておくことが当たり前なのです。
自賠責は自分のケガは補償の対象ではありませんが、任意保険では相手への補償に加え自分への補償などいろいろな補償や金額を選べますよ。相手のためにも、自分や自分の家族のためにも任意保険にも入りましょう。
それと、任意保険は、無事故を続けていると毎年払う保険料が安くなっていくから、安全な運転をする人ほどトクになりますよ。
もう一つ大事なことがあります。自動車税についてです。
伊勢崎行政県税事務所からのお知らせをお伝えします。
私たちの生活に必要な福祉、保健、公共施設などはすべて税金でまかなわれています。皆さんが税金を納めることでこれらのものは十分に機能を発揮することができます。例えば、道路の舗装や、穴があいていたら補修して、運転に危険がないようにします。より良い生活環境の整備のために、皆さんの税金が必要です。
自動車税は、最も身近な税金です。4月1日時点で自動車を所有している人が、4月から翌年3月までの1年分の税金を納めます。税金を納めることで車検を受けることができます。なお、廃車手続きをした場合は、自動車を使用しない月の税金が還付されます。
平成28年度分の自動車税の納税通知書を納税者の方に発送しました。納期限は5月31日です。お近くのコンビニエンスストア、銀行などの金融機関、行政県税事務所などに納税通知書を持参し、納期限までに忘れずに納税をお願いします。
納税した際に、お受け取りになる納税証明書は車検や運輸支局で自動車の構造等変更検査を受ける時に必要になりますので、車検証と一緒に保管しておいてください。また、中古車を購入する時は、前所有者から自動車と一緒に納税証明書を受け取ってください。
なお、身体に障害のある方や、精神に重度の障害がある方などのために使用している自動車については、一定の要件を満たす場合、一台に限り申請により自動車税が減免される場合があります。
また、自動車を購入した時はもちろんのこと、売ったり、下取りに出したり、廃車した時や住所・氏名を変更した時などは必ず運輸支局で登録の手続きをしてください。登録手続きをしないと自動車税がいつまでもあなたにかかることになります。
自動車税について詳しくは、自動車税事務所(電話027-263-4343)又は伊勢崎在住者は伊勢崎行政県税事務所県税課(電話0270-24-4350)までお問い合わせください。日本語での対応です。
以上、伊勢崎行政県税事務所から自動車税についてのお知らせでした。なお、軽自動車税は、市町村役場にお問い合わせください。
5月は日本では過ごしやすい天気の日が多く、みなさんもドライブに出かけることが多いでしょう。事故に合わないように、また事故を起こさないように気を付けて運転しましょう。
来月のこの放送は6月24日(金)の予定です。ぜひ聴いてくださいね。