みなさん、おはようございます。日本で暮らすみなさんに役立つ情報をスペイン語でお伝えしています。今回が第20回です。
今回は病院の通訳と医療ソーシャルワーカーのお話です。
ペルーの病院の種類は3つに分けられます。公立病院と私立病院があり、公立病院はペルーの健康保険に加入している人が受診できる病院と誰でも受診できる病院の2種類があります。日本では、自分で病院を選ぶことができます。
また、日本では、日本に在住する人は国籍を問わず公的医療保険に加入しないといけません。
ペルーの病院では日本語や英語での受付はほとんどありません。日本でも、スペイン語や英語での受付はほとんどありません。
群馬県には医療通訳ボランティア制度があります。日本語を聞く・話すことが苦手で病院に行けないなど、困っている外国籍の県民が利用できる制度です。対応している言語は、スペイン語、ポルトガル語、中国語、英語、ベトナム語、タガログ語、ネパール語、韓国語、インドネシア語、タイ語です。
利用できる病院は群馬県と協定を結んでいる病院です。協定を結んでいる病院を知るには、あなたが住んでいる市町村の国際担当課または、群馬県人権男女・多文化共生課(電話027-226-3396、Eメール jinkenka@pref.gunma.lg.jp)に確認するとわかります。
通訳を利用したい場合は、1週間前迄に病院に依頼をしてください。病院から「NPO法人群馬の医療と言語・文化を考える会(略称MIG)」に連絡が行き、通訳が派遣されます。利用料金は、1回2,000円です。
また、病院で治療を受けていて「誰に相談したらよいのかわからない」という場合は、医療ソーシャルワーカーに相談しましょう。多くの一般病院や一部の診療所には医療ソーシャルワーカーいます。相談は無料です。
お金の支払い、健康保険・介護保険・生活保護などの社会制度、退院する時の転院先、退院後の住まいや家族との関係をどうするか、病気の理解や通訳のことも相談できます。特に社会制度は自分から申請して利用するものなので、知らないと損をすることがあります。わからないことがあれば相談しましょう。
今日の放送の内容は以下のホームページでも音声と文章で知ることができますので、もう一度聞いたり読んだりしてみてください。役に立つ情報も掲載してあります。
http://www.isesaki-npo-net.com/
来月の放送予定は12月22日(金)でいつものように朝8時5分頃から5分間ほどです。また聴いてくださいね。