みなさん、おはようございます。日本で暮らすみなさんに役立つ情報をポルトガル語でお伝えしていきます。今回が第7回です。
今回は「県民の日」についてのお話です。
群馬県では10月28日が県民の日です。この日は公立の小学校、中学校、高校、大学の授業が休みになり、県内の公立の施設や多くの民間の施設が無料や割引で利用できます。ありがたいですね。
10月28日はどうやって決まったのでしょうか?この日にちは、145年前の1871年に「群馬県」という名前がはじまった日です。この日を群馬県民の日として制定したのは、31年前の1985年です。きっかけは1983年に「第38回国民体育大会」が群馬県で開催され県民の一体感が高まったことをきっかけに、「郷土の歴史を知り、郷土についての理解と関心を深め、自治の意識を高めるとともに、より豊かな郷土を築き上げることを期する日」として制定されました。
県の施設で無料になるのは、例えば、「ぐんまフラワーパーク」、「ぐんま昆虫の森」、「ぐんま天文台」、「日本絹の郷」、「近代美術館」、「歴史博物館」、前橋市にある「群馬県総合スポーツセンター」のスポーツ施設、伊勢崎市にある「ふれあいスポーツプラザ」、太田市にある「ぐんまこどもの国」の遊具や「ぐんまこどもの国児童会館」のプラネタリウムなどです。
それ以外にも、「ジャパンスネークセンター」は高校生以下が無料、「アーツ前橋」が無料、また、多くの美術館や博物館、体育館、運動公園が無料になりますし、ホテルや映画館、温泉なども割引になるところがあります。いろいろなところでイベントやプレゼントのサービスもありますよ。
詳しいことを書いたパンフレットが、県庁や県内各地の行政県税事務所、県内各地の市役所・町役場に置いてあります。日本語版ですがぜひ見てみてください。
ところで、こういう県民の日は日本全国でも実施している県は、東京都を入れて21だけです。県などの数は全国で47あるのでその半分以下です。さらにその中で全部の公立学校の授業が休みになるのは群馬県、埼玉県、茨城県、千葉県、山梨県、東京都の6つだけです。群馬県に住んでいてよかったですね。おおいに群馬県のあちこちを知るチャンスにしましょう。
会社や工場、お店は休みではないので、働いているお父さん、お母さんたちも休みではなく仕事がありますが、子どもたちがいろいろなところに行って地域を体験できるといいですね。県民の日をどう過ごすか、あらかじめ家族で話し合っておくと子どもたちも動きやすいでしょう。
ところで、ブラジルには県民の日のような日はないようですね。サンパウロ市には市が創設された「サンパウロ市制記念日」があって祝日になっているくらいでしょうか?
今日の放送の内容は以下のホームページでも音声と文章で知ることができます。
http://www.isesaki-npo-net.com/
来月の放送予定は11月18日(金)でいつものように朝8時5分頃です。また聴いてくださいね。