みなさん、おはようございます。日本で暮らすみなさんに役立つ情報をスペイン語でお伝えしていきます。今回が第3回です。
今回は救急車についてのお話です。
子どもが急に意識を失って倒れたり、自分が急に呼吸するのが苦しくなったりなど急に体の具体がひどく悪くなった時には救急車を呼びます。救急車を呼ぶ電話番号を知っていますか?119番です。119番は火事の時にも電話をする番号です。いずれも消防署の電話番号です。救急車も消防署から来ます。
ペルーでは、救急車が117番、消防が116番で別々ですが、日本は同じ電話番号です。日本はペルーの公的救急車と同じように利用は無料です。
日本で救急車を呼ぶために119番にかけると次のようなことを聞かれます。
「火事ですか?救急ですか?」と聞かれるので「救急です」と答えてください。
次に住所を伝えてください。自宅ではなくて外出先などで住所がわからない場合は、目印になるものを伝えてください。もし動ける人がいたら目立つ場所にいて救急車の人に見つけてもらいやすくするとよいでしょう。
次に病気やケガをしている人の状態を伝えます。どのようにひどい状態になっているかを簡潔に伝えます。
次に電話をしている人の名前を伝えます。
日本では電話をしてから救急車が到着するまでの全国平均の時間は8分くらいです。
一方で、救急車で運ばれた人の半数は軽い病気やケガでした。救急車を呼ばなくてもよい程度だったのです。必要がないのに救急車を呼ぶケースが減れば、救急車はもっと早く到着することができるようになります。
逆に救急車を呼ばなかったので病状が重くなってしまうケースもあります。
困るのは呼ぶのがよいのかどうか迷うような病状やケガの時ですね。
次のような本当に緊急だと思われる病状の時は迷わずに119番に電話するとよいです。
・突然のしびれや半身の麻痺
・大きなけがや大量の出血
・広い範囲のやけど
・痙攣(けいれん)がつづく
・意識障害
・急に倒れた
・胸や腹部の激しい痛みや吐血・下血
・突然の激しい頭痛
・呼吸困難
日本語ができなくて救急車を呼べない人もいるでしょう。次のような日本語が言えるようにしておきましょう。
・救急です。
・場所は、○○町△△番地□□アパート◇◇号室です。
近くに○○というお店があります。
また、どうしても日本語ができない人は、日本語のできる知り合いの人2、3人の携帯電話の番号を持っていてその人に救急車を呼ぶことを頼むのも一つの方法です。
日本はこれから夏になって暑くなります。熱中症にならないように気を付けましょう。特に伊勢崎市は、時々日本で一番高い気温になることがあります。水分を意識してとるようにしましょう。
今日の放送の内容は以下のホームページでも音声と文章で見ることができます。
http://www.isesaki-npo-net.com/
来月の放送予定は7月22日(金)でいつものように朝8時5分頃です。また聴いてくださいね。